自宅の押し入れにゲーム機は眠っていませんか? ワタシはゲーム機をなかなか捨てられず押し入れの結構な面積が占有されています。

たまに取り出してプレイしようとしたときに困るのが自室のディスプレイにRCA端子(コンポジット端子)がないこと。リビングの4KテレビにはRCA端子があるのですが、わざわざゲーム機、ゲームソフト一式を持っていくのもメンドー。

そこで発売当初から注目していたのがサンコーの「RGB21-HDMI変換アダプタ」です。

 サンコー「RGB21-HDMI変換アダプタ」
サンコー「RGB21-HDMI変換アダプタ」

本製品は名前のとおりRGB21ピンをHDMIに変換するためのアダプター。PC用のディスプレイに入力できるようになりますし、RGBの色信号をミックスするRCA端子より、映像が鮮明になる効果を期待できます。というわけで早速サンコーより実機を借用してみました。

 前面。左から出力解像度/出力形式切り替えスイッチ、入力形式/表示形式切り替えスイッチ、HDMI出力ポート、オーディオ出力ポート
前面。左から出力解像度/出力形式切り替えスイッチ、入力形式/表示形式切り替えスイッチ、HDMI出力ポート、オーディオ出力ポート
 背面。左から電源端子、RGB21ピン入力ポート
背面。左から電源端子、RGB21ピン入力ポート

RGB21-HDMI変換アダプタのセットアップ自体はカンタンです。付属のACアダプターを接続し、ゲーム機とディスプレイの間に接続するだけ。ただしゲーム機に対応したRGB21ピンケーブルと、HDMIケーブルが別途必要になります。

 ゲーム機とディスプレイとの間にRGB21-HDMI変換アダプタを接続。ケーブルの取り回しがかなり煩雑
ゲーム機とディスプレイとの間にRGB21-HDMI変換アダプタを接続。ケーブルの取り回しがかなり煩雑

このRGB21ピンケーブルが記事執筆時点(10月31日)で売り切れており、11月中旬お届け予定の予約商品となっています。欲しいかたは早めに予約することをオススメします。

 スーパーファミコン用、セガサターン用、プレイステーション1/2用のRGB21ピンケーブルがサンコーから発売。それぞれ1,880円(税込)
スーパーファミコン用、セガサターン用、プレイステーション1/2用のRGB21ピンケーブルがサンコーから発売。それぞれ1,880円(税込)
接続完了!
接続完了!

さて、すんなり自室の4KディスプレイにRGB21-HDMI変換アダプタを接続できたわけですが、やはり気になるのは画質の向上。そこでリビングの4Kテレビに接続し直し、RCA端子経由と、RGB21ピン経由でどのくらい画質が異なるのか比較してみました。接続したゲーム機はスーパーファミコンで、比較対象機種として「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」も追加しています。

 スーパーファミコン(RCA端子経由)
スーパーファミコン(RCA端子経由)
 スーパーファミコン(RGB21ピン経由)
スーパーファミコン(RGB21ピン経由)
 ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(HDMI接続)
ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(HDMI接続)

RGB21ピン経由で接続した場合の精細感の向上は明らかです。RCA端子経由では全体的にぼやけており、ドットの形状も崩れています。

しかし、RGB21ピン経由の映像も右方向に流れるようなにじみが発生しており、画面が少し暗くなっているのが気になります。プレイに支障はありませんが、タイトルによっては明るさを調整したほうがいいでしょう。

今回PlayStation 2も接続してみましたが、初期状態では画面全体が緑色に表示されました。

PlayStation2を初期設定で接続した場合のゲーム画面
PlayStation2を初期設定で接続した場合のゲーム画面

これはPlayStation2の映像出力に「コンポーネント(Y Cb/Pb Cr/Pr)」が選ばれているためで、「RGB」に変更すれば正常に表示されます。

PlayStation2(RCA端子経由)
PlayStation2(RCA端子経由)
 PlayStation2(RGB21ピン経由)
PlayStation2(RGB21ピン経由)

PlayStation2でもRCA端子経由からRGB21ピン経由に変更することで精細感が上がりましたが、少し画面が暗くなりました。テレビ、ディスプレイ側の明るさ調整には限界があるので、RGB21-HDMI変換アダプタ自体に明るさを調整する機能が欲しいところです。

 出力解像度は1080p、720p、800×600@60Hz、1024×768@60Hz、1280×1024@60Hzに設定可能
出力解像度は1080p、720p、800×600@60Hz、1024×768@60Hz、1280×1024@60Hzに設定可能
 表示形式は4:3、16:9、フルスクリーン、4:3エクスパンド、16:9エクスパンドに設定可能
表示形式は4:3、16:9、フルスクリーン、4:3エクスパンド、16:9エクスパンドに設定可能

なお、遅延は気になるレベルではありませんでした。少なくともスーパーファミコンの「スーパーマリオカート」は特に支障なくプレイ可能です。上位クラスの格闘ゲーマーなら遅延を感じる可能性はありますが、たしなむ程度のワタシ程度であれば問題ありません。

少し画面が暗くなるという弱点があるものの、一定の画質向上が得られるRGB21-HDMI変換アダプタ。PC用ディスプレイにレトロゲーム機をつなぎたいという方には重宝する製品です。

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