※今回の記事は、カデーニャを運営する株式会社Cerevoの製品レビューです

いつの間にか車検が切れていて、しばらく自分のバイクに乗れていない筆者です。なので、車載映像を記録しつつ挙動のログデータも取れるという「REC-1」「LOG-1」をどう使おうかと思っていたのですが、バイクジムカーナをやっている知り合いのS選手に協力していただけることに。さっそく、練習会を開催している茨城へGO!

 「REC-1」(2万9990円)と「LOG-1」(6990円)
「REC-1」(2万9990円)と「LOG-1」(6990円)

ジムカーナというとどちらかというと四輪の方が知られていますが、二輪のジムカーナも競技者の数はかなり多いんです。広いスペースにパイロンを置いてコースを作り、スタートからゴールまでのタイムを競うもので、速度はそれほど出ませんが、バイクを操るテクニックが物を言う競技となっています。

 ジムカーナの練習会へ撮影&データ取りに行ってきました
ジムカーナの練習会へ撮影&データ取りに行ってきました

全国各地で大会を開催していて、関東だと一度に100人以上が集まります。サーキットライセンスの類いは必要なく、ツーリングに使っているようなバイクで、誰でもすぐに参加できるハードルの低さも人気の理由ではないでしょうか。筆者も数年前まで参加していましたが、子供ができてから遠ざかってしまいました。

それはともかく、カメラのREC-1と、車両の挙動のログデータを記録するLOG-1を、付属のマウントや手持ちのマウントでバイクに取り付けていきます。REC-1はハンドルバーに、LOG-1はバンパーに固定しました。LOG-1は、本当はできるだけ車体の中心に近い方がいいかもしれませんね。

バイクに装着したREC-1
バイクに装着したREC-1
ハンドルバーに REC-1を装着
ハンドルバーに REC-1を装着
 LOG-1は右側のバンパーに。このバンパーは転倒時に車体を守るものです
LOG-1は右側のバンパーに。このバンパーは転倒時に車体を守るものです

REC-1はあらかじめスマートフォンアプリでGPSの更新間隔を「0.1 Sec」に設定。LOG-1はPCとUSBでつないで、専用の「XON LOG-1 Utility」でデータ取得の間隔を「12.5サンプル/秒」(デフォルト値)になっていることを確認します。

REC-1のGPSの更新間隔を0.1秒に
REC-1のGPSの更新間隔を0.1秒に
 LOG-1の方は、データ取得を高速な12.5サンプル/秒に設定
LOG-1の方は、データ取得を高速な12.5サンプル/秒に設定

でもって、後々動画編集するときのために、走行前にREC-1の録画を開始し、LOG-1の電源を入れるところを撮影して、録画し続けたまま所定の位置に装着し直します。ランプの最初の消灯タイミングからデータ取得が開始しているとのことなので、これを起点にすることで映像と同期しやすくなるわけですね。

そんなわけで、練習会とはいえタイムアタックコースもあるので、全開で走ってもらいました。

 めちゃめちゃ全開で……
めちゃめちゃ全開で……
 走って走って……
走って走って……
 走ってもらいました!
走ってもらいました!

速い選手でだいたい1分前後という短いコース。ただ、場所が教習所ということもあって道路が狭く、かつ細かな回転セクションもあるので、なかなかにテクニカルなレイアウトと言えます。撮影した動画とログデータをもとに、「XON LOG-1 Overlay Movie Exporter」で編集した動画がこちらです。

見ていて一番面白いのは、加速度を表す「G-Level」や「Acceleration」がめまぐるしく変わるところでしょうか。あと、「速度」や「Gyro」のおかげで(動きが細かすぎて正確に出なかったところもあるようですが)、車両の動きがよくわかります。

気温と気圧も表示されています。気温は路面温度に直結し、タイヤのグリップに影響するのでバイク競技としてはけっこう重要な要素。気圧も低すぎるとバイクによってはパワーが出にくくなるので、調子を図ったりセッティングを考えるうえでは参考になります。

REC-1とLOG-1を使うことで、バイクジムカーナでは、どんな状況下(気温、気圧)でどんなマシンフィーリングが得られたかを記録として残し、振り返ることができるでしょう。また、転倒してしまったとき、直前の加速度に注目することで、その時マシンやライダーに何が起きて(急激な荷重移動のせいなのか、バンクしすぎたのか、路面が低μだったのか、など)転倒につながったのかもわかるかもしれません。

しかもこの動画、撮影後、現場で15分くらいで作り上げたもの。もちろんある程度の慣れは必要ですが、走行後すぐに映像にデータ合成して確認できるので、あまり時間がない大会でも分析ツールの1つとして十分に使えそうです。

 「XON LOG-1 Overlay Movie Exporter」での編集の様子。慣れれば映像とデータの同期、映像トリミングまで、10分もあれば完了します
「XON LOG-1 Overlay Movie Exporter」での編集の様子。慣れれば映像とデータの同期、映像トリミングまで、10分もあれば完了します

■関連リンク
XON REC-1/LOG-1 – スポーツ・ビジュアライズ・カメラ | Cerevo
https://xon.cerevo.com/ja/rec-1/

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