※本記事は、Cerevoの技術情報ブログ「Cerevo TechBlog」に掲載した記事を編集・転載したものです。

こんにちは、Cerevo デザインエンジニアの長谷川です。

XON LOG-1のメカを担当しています。LOG-1はさまざまな部位の“動き”を取得できる小型外付けセンサです。さまざまなスポーツシーンを数値と映像でビジュアライズして楽しむことができます。このLOG-1はスポーツシーンでの利用を前提としているため、IPX4相当の防水性能を有しています。

XON REC-1/LOG-1 – スポーツ・ビジュアライズ・カメラ | Cerevo
https://xon.cerevo.com/ja/rec-1/

当然ですが「ホントにIPX4の実力があるか」は開発者である私たち自身で確認する必要があります。今回はその流れをご紹介します。

都産技研とは

LOG-1の防水試験は、東京都立産業技術研究センター(通称:都産技研)の設備で行いました。都産技研は東京都の設立した公設試験研究機関です。ベンチャーである私たちはもちろん、実は一般個人でもその設備を利用することができます。

都産技研ホームページ トップページ
https://www.iri-tokyo.jp/

大まかには下記の流れで機器を利用することが出来ます。

  • 電話で問い合わせ
  • 担当者から連絡が来るので、日程調整
  • 試験品を持って都産技研に行く
  • 試験料金を支払い、試験を実施する
  • 後日、試験結果(成績証明書等)を受け取る

LOG-1の場合

LOG-1の防水性は開発目標の段階からIPX4でした。これはあらゆる方向からの水の飛沫に耐える必要があり、水が侵入しない設計をしています。それを実際に確かめるのが防水試験です。防水試験の方法はJISに定められています。LOG-1はJIS C 0920:2003 14.2.4 b)に準じた方法で試験を行いました。

余談ですが、JISは日本工業標準調査会のWebページで閲覧できます。

日本工業標準調査会:データベース検索-JIS検索
http://www.jisc.go.jp/app/jis/general/GnrJISSearch.html

試験費用は意外と安いです。IPX4なら1時間もかかりません。料金は都産技研のWebによると、中小料金なら5,307円、個人の一般料金でも10,337円です。料金については念のため事前に都産技研に確認して下さい。

防水試験機 – 都産技研ホームページ
http://www.iri-tokyo.jp/setsubi/ele-bosui.html

試験動画その1

LOG-1の開発機をターンテーブルに載せ、約10L/minの流量に調整したシャワーを規定時間浴びせます。

※開発機のため、実際の製品と色やロゴが異なります。

試験動画その2

今度は上下それぞれに、約10L/minの流量に調整したシャワーを規定時間浴びせます。

※開発機のため、実際の製品と色やロゴが異なります。

試験後は、都産技研の職員の方の目の前で試験品を分解し、水の侵入の有無を確認します。一番ドキドキする瞬間です。

試験結果

どうやら水の侵入はなさそう、ほっと胸をなでおろす瞬間です。

ここで水の侵入があった場合、侵入経路の特定を目的に追加試験を行うことも出来ます。そのため、余裕を持った試験時間の予約をしたほうが良いかもしれません。

試験結果は後日、成績証明書として書面でもらうことが出来ます。今回は別途送料を支払い郵送してもらいました。

まとめ

今回はLOG-1の防水試験についてご紹介しました。他にも振動試験や熱衝撃試験なども行うことができます。機器を利用するだけではなく、試験方法の相談にものってもらうこともできます。なにより個人でも利用できるので、気になる方はぜひ都産技研を利用してみて下さい。

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