人類はテクノロジーでさまざまな未来を夢みる。そのひとつが、反射物など何もない自遊空間に画像や動画物体などを結像させる技術。そう、SF映画でよく見るあのシーンだ。

その技術が夢ではなく、徐々に現実になりつつあるのだ。それが、アスカネットの「ASKA3D-Plate」。

2017年に行われたCEATEC JAPANでその技術を一目見ようと長蛇の列ができたASKA3D-Plateだが、今回カデーニャは実際に体験すべく「株式会社アスカネット」東京支店のショールームにお邪魔した。

ASKA3D-Plateを触ってみた

まずは地球儀の映像を体験してみよう。はたから見ると、何もない空中に一生懸命指を伸ばし、スワイプしているように見える。

実際に体験している側の目に映る映像はこちらだ。空中に映し出される映像をダイレクトに触り、動かすことができる。

「錯覚なのでは?」「え、VR?」と思わず突っ込みたくなるが、虚像ではなく、空中に実在する「実像」なのだ。

一体、どのような仕組みなのだろうか。

仕組みは、ASKA3Dプレートに光が作用することで、空中に結像を及ぼすというもの。反射版であるASKA3Dプレートの前に物(上の画像では映像ディスプレイ)を置き、その像が反対側の等しい距離の地点に結ばれる。原理はなんとも簡単で、子供の頃に理科の時間に習ったであろう仕組みだ。

利用者の指の動きは、上に設置されたカメラのセンサーでチェックされる。

アスカネットの特許は、ASKA 3Dプレートの構造部分。まだ日本にしかないMade in Japanの技術で、二層式のプレートだ。真垂直構造になっており、光の反射精度を極限まで効率化した構造だそう。

ASKA3D-Plate、未来はどうなる?

ASKA3D-Plateは、今後どんな場所で活用されていくのだろうか。国内営業チームチーフの矢野崇さんに伺った。

「衛生面が気になるシーン、例えば、感染リスクの大きい病院の受付のタッチパネルや、オペ中の機器操作などでの活用は進んでいくと思っています。また、ASKA3D-Plateは、中心から20度くらいまでしか見えず、視野角に制限があります。そのためセキュリティー関係の会社さんからもお問い合わせがありました。周りから覗き見されるリスクが軽減されるので銀行などでも活用されるといいですよね」。

他にも、自動車業者やアミューズメント業界など、さまざまなシーンでの活用が注目されているという。

体験中は「映画で見たシーンだ!」と興奮していただけだったが、矢野さんのお話を伺い、単に楽しむためだけでなく、未来のさまざまなシーンをより快適に、より便利にする、未来を劇的に変えるプレートだと感じた。

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