iPhoneとドッキングして、手軽に360度写真&映像が撮影できる「Insta360 Nano」は、360度カメラとしてはとてもコンパクトで携帯性に優れ、iPhoneのLightningコネクタに差し込むだけで自動的にアプリが起動する簡単さもあって、私にって旅行には欠かせないアイテムとなっています。

Insta360 Nano

ただ、360度撮影には、少々コツと工夫が必要です。というのも、Insta360 Nanoでは今見ている景色を丸ごと、文字通り360度まるっと撮影できるため、シャッターを切る自分自身も必ず映ってしまうから。しかも困ったことに、普通のカメラのように目の前に構えて撮ると、顔が割とドアップで映ってしまいます。

ドアップで映るのを避けるためには、レンズをできるだけ自分から離すしかありません。そのためには手を思いっきり遠くへ伸ばし、できれば片手でシャッターを切るのが理想的ですが、そうすると今度はカメラが不安定になります。なぜなら、Insta360 NanoはiPhoneのLightningコネクタに差し込んで使う仕様のため、撮影時にはiPhoneを上下逆に持つことになります。ところがiPhoneの上の方の両サイドには、電源ボタンや音量キーが配置されているため、そこをぎゅっと握ることができません。

 360度写真で自分の顔がアップにならないようにするには、カメラからできるだけ離れること。手を目一杯伸ばして撮影するとこんな感じ
360度写真で自分の顔がアップにならないようにするには、カメラからできるだけ離れること。手を目一杯伸ばして撮影するとこんな感じ

うっかり電源ボタンを押してしまったら、ディスプレイがブラックアウトし、ロック画面の解除から始めるハメになります。電源ボタンや音量キーを押さないようにiPhoneを持とうとすると、どうしても持ち方は不安定に。手を伸ばした状態なら、なおさらというわけです。

私の場合は特に、5.5インチの大きなiPhone 7 Plusを使っているので、不安定さの度合いはより深刻。そこでいろいろ工夫した結果行き着いたのが、「画面を見ずに撮影する」という方法でした。たとえば通常の撮影方法だと、どのように映っているか画面を見ながら、親指でシャッターボタンを押すことになります。その際、人差し指か中指と、親指の付け根の手の平の腹の部分でiPhoneを挟むように持つことになるのですが、手を伸ばすと手首を無理に返さなければならず、不安定になるのです。

これに対して画面を反対にして持ち、親指と中指でiPhoneをホールドしつつ、人差し指でシャッターを押すようにすれば、比較的安定したスタイルで撮影が可能に。ただし、画面が見えないので、あらかじめシャッターボタンの位置をきちんと確認しておく必要があるのですが。

私が編み出した手を伸ばした状態で安定して撮影できる方法がこれ。シャッターボタンが見えないため、指をポジションにあわせて勘で撮影することになるけれど、端末のホールド感は悪くない
私が編み出した手を伸ばした状態で安定して撮影できる方法がこれ。シャッターボタンが見えないため、指をポジションにあわせて勘で撮影することになるけれど、端末のホールド感は悪くない

 ちなみに、自分をできるだけ映さずに景色だけ撮りたい場合は、設定でウォーターマークをオンにし、頭の上にiPhoneを掲げて撮るようすると、2つの魚眼レンズの合成ポイントに表示されるウォーターマークの下に身体を隠すことができます。この場合は逆に、親指でシャッターを押す方が安定するかもしれません。

 あらかじめ設定しておくと、手を頭の真上に伸ばして撮影した時に、ウォーターマークに隠れることができる
あらかじめ設定しておくと、手を頭の真上に伸ばして撮影した時に、ウォーターマークに隠れることができる

などと安定した撮影方法についてあれこれ検証している間に、実は「Insta360 Nano」のファームウェアがアップデートされ、ありがたいことに手ブレ補正機能が追加されました。というわけで最新の「Insta360 Nano」では、少しぐらい持ち手が不安定でもきれいな写真&映像が撮れるようになっています。ご安心を。

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