ヒトは人生の3分の1を眠って過ごすといいます。限りある人生の中大きな割合を占めるものだけに、睡眠はとても大切。とわかってはいるけれど、ちゃんと良質な睡眠がとれているのか、どのくらい深く眠れているか、いびきや歯ぎしりはしていないか、自分ではなかなかわかりません。何せ、寝ている間のことですからね。


Fitbit Alta HR(2万1384円)

そこで最近ではスマホを使って、寝ている間のことを記録しようというツールが登場しています。その中でも特に睡眠の質について詳しく記録できるのが、スマートフォンアプリ&クラウドでデータを管理できる活動量計の定番、Fitbitシリーズの最新モデル「Fitbit Alta HR」です。

Fitbitシリーズにはクリップ式のものからリストバンドタイプ、腕時計タイプまで複数のラインアップがあり、加速度センサーやジャイロセンサー、高度計などで歩数や運動量、睡眠を記録することができます。さらにこのFitbit Alta HRは心拍モニターを内蔵。睡眠に関するデータが、より細かくとれるようになっています。たとえばこんな感じです。

睡眠の状態がわかりやすいグラフで表示され、一目で把握できます。「赤=目覚め」が多い場合は、あまり眠れていないのかも
睡眠の状態がわかりやすいグラフで表示され、一目で把握できます。「赤=目覚め」が多い場合は、あまり眠れていないのかも

 何時から何時まで眠ったかだけでなく、その間の眠りを「目覚めた状態」「レム睡眠」「浅い睡眠」「深い睡眠」の4つに分けて、グラフでチェックできます。しっかり深く眠れたのか、途中何回目が覚めたのかなど、これ以上ないくらいわかりやすいカタチで見ることができるワケです。何よりスゴイのは、このデータを記録するのに筆者自身は一切何もしていないということ。やったことといえばただ、Fitbit Alta HRを腕に着けて眠っただけです。

それぞれの睡眠ステージについて個別にデータを表示することも可能。各ステージの詳しい解説もチェックできます
それぞれの睡眠ステージについて個別にデータを表示することも可能。各ステージの詳しい解説もチェックできます

睡眠を記録するツールには、Fitbit Alta HRのような活動量計タイプ以外にも、スマホのセンサーを使って測るアプリ、ベッドサイドに置くライトや目覚まし時計タイプのもの、アイマスク型のものなどいろいろな種類がありますが、その多くは眠りに入る前に自分でスイッチをオンにしなければなりません。今から「寝る」と決めて測り始める必要があり、眠るつもりはなかったのにいつの間にか寝てしまったという場合は記録されないのです。

また朝はたいてい目覚まし時計をセットするしくみになっています。睡眠を測りつつセットした時間に近い、起きやすいタイミング(眠りが浅くなったタイミングなど)で起こしてくれるというものも多いですが、いずれにせよ、スイッチオンもスイッチオフも自分でセットする必要があります。

一方Fitbit Alta HRは、加速度センサーやジャイロセンサー、心拍モニターなど自身の持つさまざまなセンサーの情報をもとに、眠ったことを検知して自動的に記録を始めてくれます。起床時も同様で、めざまし時計をセットできる機能はありますが、起きる時間を決めておく必要はありません。この仕様は、筆者のように生活の不規則な人間には非常にありがたい。

あまり自慢できた話ではありませんが、筆者の場合、寝るときはだいたいテレビを見ながら横になったらいつの間にか「寝落ち」していて、起きる時間も日によってバラバラ。自分でセットするタイプの睡眠測定ツールも使用したことがありますが、スイッチをオンし忘れて測定できず……ということがたびたびあったからです。

身に着けて寝るだけで、いつから眠り始めたかを自動的に判別。知らないうちにうたた寝してしまっても安心です
身に着けて寝るだけで、いつから眠り始めたかを自動的に判別。知らないうちにうたた寝してしまっても安心です

さらにこのFitbit Alta HRというか、Fitbitの睡眠データが優れているのは、自分の睡眠がいいのか悪いのかの判断ができること。単に眠りの浅い・深いがわかるだけでなく、そこに自分と同世代の人の平均的なデータを重ねて、自分の睡眠の質が同世代の人に比べてどうか知ることができるのです。

自分と同世代の人の数値を重ねることで、自分の睡眠が良いのか悪いのかを判断可能。「よく眠れたな」と感じる朝は、客観的なデータでもよく眠れているのだということがわかります
自分と同世代の人の数値を重ねることで、自分の睡眠が良いのか悪いのかを判断可能。「よく眠れたな」と感じる朝は、客観的なデータでもよく眠れているのだということがわかります

「今日はよく眠れた」「最近少し寝不足だ」など、今までは自分の感覚でしかなかったわけですが、Fitbit Alta HRがあれば客観的なデータとしてそれを実感できる。多くのユーザーを抱えるFitbitならではの、なかなかすごい機能ですよね。

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